コロナ禍も落ち着き始め、オフィスに戻りはじめている方も多いでしょうか。ニューノーマルとしてテレワーク継続中の方や、オフィスに出社しても取引先とはオンライン会議の方も多いと思います。
「えー、聞こえないよ!」「ミーティング中に他の音が入ってきてうるさい!」なんてことは、テレワーク会議ではよくある話ですが、オンライン会議で遅延や音割れのないクリアな音声を伝えるためには、できるだけノイズを排除できるマイクが必要です。特に単一指向性マイクは、周囲の雑音を抑えてクリアな音声を録音するのに最適です。そこで、私が今も愛用しているUSB対応の単一指向性マイクをご紹介します!
単一指向性マイクとは
単一指向性マイクは、特定の方向からの音を主に拾い、他の方向からの音を抑制するマイクです。これにより、目の前の音源からの音をクリアに録音でき、背後や側面からのノイズを最小限に抑えることができます。
在宅ワークの方は家族の生活音や、オフィス出社の方だと周囲にたくさん話し声や作業の音が入ってきて、ノイズが多くなってしまいがちですが、単一指向性マイクだと口元を狙って集音できるため、聞き手に不快な音を聞かせずにすみます。
USB対応のマイクの特徴
USB対応のマイクは、簡単にパソコンに接続できるのが特徴です。複雑なドライバーのインストールも不要で、接続も容易です。WindowsやMac OSなど、さまざまな環境に対応しているため、使い勝手もよく便利です。また、USBマイクはアナログ接続のマイクに比べてノイズの影響を受けにくいという特徴があります。
おすすめの単一指向性USBマイク
MAONO AU-GM10
マイクアームが360°自在に曲げられ、設置位置が調整できる卓上USBマイクです。コンパクトでありながら、しっかり自立します。座面に重心があり、倒れそうになる気配はありません。
単一指向性でマイクの裏側の音を拾いづらいため、このように、マイクの後ろにキーボードを設置すると、打鍵音も入りづらくなるので気に入っています。
このマイクに変えてからは、周囲のノイズが会議中に入り込まなくなったようです。オンラインミーティング中に訪ねてみたところ、静かなところで話しているかのように相手には聞こえているようです。逆に、うっかりマイクが口元から離れると声がかなり遠くなるみたいなので、指向性はバッチリだと思います。
マイク部分はポップガードがついており、パ・ピ・プ・ペ・ポなどの破裂音を低減してくれます。
私が特に気に入っているポイントはミュートボタンです。静電容量式(タッチ式)なので、押し込まなくても触れただけで音声入力をON/OFFできます。物理的なボタンだと、ミュートを切り替えるときに如何にも「ミュートボタンおしました‼」みたいなボチっという音が乗ってしまうのですが、静電容量式であれば、音が鳴らずに、そっとミュートにできます。また、色が緑と赤で変わるので見た目でも状態が分かりやすくなっています。
ミュートボタンの横の”ー””+”ボタンで、スピーカーの出力音量を変えることもできます。なお、音声入力のゲイン値を変えることはできません。
台座の横には一般的なイヤホンジャック(3.5mm)とType-Cポートがあります。イヤホンジャックにイヤホンやヘッドホンを接続することでPCからの音声出力先に設定することができますので、ケーブルの取り回しがしやすくなります。
もちろんこのイヤホンジャックを使わずに、例えば音声出力をワイヤレスイヤホンにしてマイク入力のみを本製品にすることも可能です。モニタリング機能(音声入力をイヤホンにも返す機能)があれば良かったのですが、対応していません。
SHURE MV7
こちらはUSBマイクといってもガチの録音機材になってくるのですがが、web会議でも使いやすいためご紹介したいと思います。
項目 | 詳細 |
---|---|
出力 | USBおよびXLR出力 |
ヘッドフォンモニタリング | 組み込みの3.5mmヘッドフォンジャックで直接モニタリング可能 |
DSP機能 | ShurePlus™ MOTIVアプリ内で利用可能な強力なDSP機能 |
自動レベルモード | マイクが自動で音声のレベルを調整する機能 |
ボイストーン選択 | 「ダーク」、「ナチュラル」、「ブライト」の中から選択可能 |
マイクポジションプリセット | 「近い」または「遠い」から選択して最適な録音を実現 |
Voice Isolation Technology | 不要な背景音や部屋の音を遮断し、声だけを集中的に捉える技術 |
コンパクトながらクリアな音声を届ける事ができます。こういう製品はXLR接続でオーディオインターフェースが必要だったりする製品が多いのですが、USBでPCと接続してプラグアンドプレイできるため、初心者でも簡単に使うことができます。
本格的なマイクアームに吊るして使っても良いのですが、web会議目的であれば、卓上スタンドを使うのもオススメです。
イヤホンジャックもついており、モニタリング機能も搭載されています。自分の声がそのままイヤホンに返ってくるので、自分の声量や声色が把握でき、とても喋りやすいです。
詳細なレビューに関してはこちらもご参考にしてください。
マランツプロ MPM4000U
項目 | 詳細 |
---|---|
接続技術 | USB-C接続 |
特長 | ボリュームコントロール、USB、デスクスタンド付き、ヘッドフォン出力、ミュートボタン |
対応デバイス | Windows, MacOS, Android, iOS対応 |
指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
重量 | 約725.76グラム |
寸法 | 1.89 x 1.89 x 6.69 インチ |
含まれるコンポーネント | MPM-4000U Podcast Mic, USB-C to USB-Aケーブル, テーブルトップマイクスタンドとマイククリップ, ダウンロードカード, クイックスタートガイド, 安全 & 保証マニュアル |
ヘッドホン出力音量、マイクゲイン調整、ミュートボタンが全面についていて手元で操作が完結します。モニタリング機能もあり、音声がそのままイヤホンに返ってくるので話しやすいのもポイント。プラグアンドプレイ(USBを挿すだけ)で使用でき、ドライバーや追加の電源供給なしでUSB経由で録音が可能です。カーディオイド指向性パターンを採用しており、周囲の雑音を減少させることができます。
また、内蔵ヘッドフォン出力によるモニタリング制御、マイクゲイン、ミュートコントロールが可能で、デスクスタンド/三脚とUSBケーブルが含まれています。これにより、ポッドキャスティングに必要なすべてが一つのパッケージにまとめられています。
2万以上のマイクとも音質の引けをとらずコスパの良い製品です。
オーディオテクニカ AT2020USB-X
定価はそこそこしますが、セール時には買いやすいお値段に下がるので値引きされていたらチャンスです。定番機種だけあって、音質は間違いありません。背面のイヤホン端子からリアルタイムでマイク音をモニタリングできます。
項目 | 詳細 |
---|---|
指向性 | カーディオイド |
出力 | USB-C |
解像度 | 24ビット/96kHz |
A/D変換 | 高解像度A/Dコンバーター(24ビット/96 kHzサンプリングレートまで) |
ヘッドフォン出力 | 内蔵、ボリュームコントロール付き |
ミュートボタン | タッチセンシティブ、ミュート時にLEDリングが赤色に変化 |
付属品 | カスタムオーディオテクニカデスクマイクスタンド、3/8″-16から5/8″-27へのスレッドアダプター、6.6フィート(2 m)USB-CからUSB-AケーブルおよびUSB-AからUSB-Cアダプター |
ミュート切り替えは静電容量式のミュートボタンになるので、ボツッという音がはいらず、静かにミュートすることができます。また、ミュート中か集音中かで色が変わるため、ひと目で状態が判断でき、うっかりミュートし忘れて愚痴をこぼしてしまうようなことはありません。
AT2020USB-Xは、プラグアンドプレイのUSB-C接続が可能です。高解像度のA/D変換を備えており、非常にクリアで自然な音声再生を実現します。また、内蔵のヘッドフォンジャックにより遅延なしにマイクロフォンの信号を直接モニタリングでき、ミックスコントロールによりマイクのオーディオをコンピューターのオーディオとブレンドすることが可能です。
Logicool G Blue Snowball BM250BK
コンパクトで可愛いフォルムのコンデンサーマイクです。。Web会議でカメラをオンにしている方には特に映えると思います。また、単一指向と無指向(360°集音)を切り替え可能なので、オフラインミーティングの録音にも便利。
使わないときでも卓上をおしゃれにしてくれるアイテムです。
まとめ
テレワーク会議にはヘッドセットも気軽につかえて良いのですが、オンライン会議では、キレイでクリアな音声を届けることで、円滑なコミュニケーションに繋げることができます。少し奮発して、USB対応の単一指向性マイクを試してみてはいかがでしょうか。
特に、MAONO USBマイクは高品質な音声入力を実現し、操作も簡単で、価格もヘッドセットと変わらないのでおすすめです。ぜひ。自分に合ったマイクを選んで、クリアな音声を楽しんでください!