2012年に購入し、ずっと使っている極厚鉄板で、これまた極厚のステーキを焼きました。
私が購入した鉄板は鉄板工房 M.M.Factoryさんの鉄板+フタ SET MS [ 305×305mm ]です。ご家庭のコンロで使用する場合はこのサイズがオススメです。
ちなみにこの鉄板に関してはPRではありません。売れたら私に報酬が発生するとかは無いです。
※追記
やっぱり見苦しいので、しっかり磨いてみました。
本当に良い商品で気に入っていまして、社会人になりたての私が一人暮らしの頃からずっとこの鉄板を愛用してきました。今ではこの鉄板で妻と子供においしいステーキやお好み焼きを振る舞うようになりました。
そんな思い出の詰まった極厚鉄板を他の方にも共有したく、個人的に勝手に紹介させていただきます。
鉄板工房 M.M.Factoryについて
滋賀県栗東市に工房をかまえる日本の調理用極厚鉄板の製造・販売業者で、過去には雑誌「DIME」や「MONOQLO」にも取り上げられました。
工房オリジナルサイズの製品としてサイズがS、MS、M、L、厚さが6mm、9mm、12mmの組み合わせで販売されています。フタセットがオススメです。
オリジナルサイズは正方形で家庭用コンロで使用するには取り回しやすく、とても使い勝手が良いです。
また、SnowPeakの「焚火台」や「焼武者」、ユニフレームの「ユニセラTG」、IWATANIの「炉ばた焼器 炙りや」など、ベストセラーのアウトドア製品に合わせられるプレートやグリルも販売されており、オーダーメイドの受注も行っています。
さらには、ステンレスの表札や看板まで手掛けています。
ちなみに、「極厚鉄板」の呼び名の元祖はこのM.M.Factoryさんとのことです。
ホームページはこちらから
鉄板が分厚くて何がうれしいの?
分厚い分、鉄の量が多く、それだけ熱を蓄えることができます。
よくご家庭にあるような薄くて軽いアルミのフライパンだと、蓄熱量が低いため、ステーキ肉を置いた瞬間に温度が下がってしまいます。それでいて、熱の伝導率が高いため、コンロの火が当たっているところが極端に熱せられ、焼きムラや部分的に焦げたりします。
お好み焼きを焼くとき、フライパンでコンロを使って焼くと、火が当たっている部分だけが円環状に焦げたりしないでしょうか。ホットプレートを使っても電熱線の近い部分がよく焼けてしまったりしないでしょうか。
極厚鉄板の場合は、ステーキ肉を置いた瞬間に温度が下がろうとはするのですが、それ以上に蓄わえられた熱が回ってくるため、表面温度を下げずに高火力で、かつムラなく肉を焼くことができます。
高温で焼くことで、肉汁を閉じ込め、ジューシーな上がりになります。また野菜もシャキっとした歯ごたえを残しながらしっかり焼くことができます。
ロピアのメガステーキを焼いてみた
やはり、極厚鉄板の醍醐味といえば、ステーキですよね。
我が家ではお好み焼きをよく焼くのですが、今回はステーキを焼いてみました。
今回焼くお肉はこちら
ロピアの牛肩ロースステーキ899g ¥2,499。安っっっっ!!!!!ダイエット中ということもあり、赤身でしっかりとした歯ごたえ、それでいて価格もリーズナブルな庶民の味方!!
では、開封の儀。(いや、ラップだから開封前から見えてる。。)
既に筋切りもしてあり、後はシーズニングして焼くだけです。
焼く準備
まずはコンロの火にかけてしっかり、そしてじっくり熱します。鉄板が分厚いため、普通のフライパンよりも時間がかかります。焦らず、全体に熱が回るのを待ちましょう。
待っている間に、お肉にシーズニングします。今回使うのは、モントリオールステーキシーズニング。
先日アメリカへ旅行したときにお土産で買ってきたものなのですが、各種ECサイトでも買えるようですね。
豚でも鶏でも牛でも、これをかけて焼くだけで、美味しくいただけます。
ちなみに、これはかけ過ぎた例なので、もっと少なくて良いです。これは最終的にしょっぱいです。
では、焼いていきましょう
鉄板が十分に温まったら牛肉を乗せます。
想像以上にデカい。。。鉄板ギリギリでした。
厚さも3センチぐらいあります。
ある程度焼けたらひっくり返します。このサイズをフライパンで焼こうと思ったら、片面にまんべんなく焼き色を付けるのは大変ですよね。
ひっくり返したらフタをして待ちます。下の写真のように穴からモクモクと湯気が出てきたら焼けてきた合図です。
肉を休ませる
焼けたお肉はすぐにカットすると肉汁が流れでてしまうので、いったん火から上げて、ホイルに巻いて休ませます。
その間に鉄板をお掃除します。
シーズニングを振ったお肉を焼いた後の鉄板はこぼれたシーズニングがこびりついています。ガンコそうに見えますよね。
家庭用のフライパンと違い、鉄板は、お好み焼き用のコテでこすると簡単に剥がすことができます。
これがまた気持イイ♪
全部削りとったら、端に寄せて、コテですくってポイでOK。
付け合せの野菜を焼く
もう少し肉を休ませておき、その間に付け合わせの野菜を焼いておきます。
油を引き直したら、今回は冷蔵庫にあった玉ねぎともやしを焼いて、塩コショウを一振り。
焼けてきたら、野菜を端に寄せて、肉のご帰還です。
肉の切り分け
鉄板焼きの醍醐味ですが、鉄板の上でそのまま包丁を使って切ることができます。
切ったお肉をお皿にサーブして配っても良いのですが、このまま鉄板をダイニングに運んで、各自直接取って食べるのもアツアツで美味しいです。(火傷に注意)
調理後1時間ぐらいは素手で持てない程の熱を持っているので、子供用には肉を鉄板の上で転がしてウェルダン状態にしてから取り分けてあげます。
極厚鉄板を使うことで、スーパーの安いお肉がステーキハウスで出てくるステーキになります。我が子は食が細い方なのですが、この鉄板で肉を焼くと信じられないくらいよく食べてくれます。
食べた後のお片付け
キレイに平らげました。食後は、熱いうちにヘラ(関西ではコテと言います)で大きな残渣(ざんさ)や焦げ付きを取り除きます。
とりのぞけたらシンクでじゃぶじゃぶ洗います。タワシでゴシゴシ洗えるのが鉄板の良いところです。
※このとき洗剤は使わないようにしましょう。日々、油が鉄板に馴染むことで育っていきます。
タワシでキレイに洗い流せたら、再度火にかけて乾かし、油を全体に塗布します。
全体に濡れたら完了です。
新聞紙に包んで、ビニールの袋に入れておくと錆びずに保存できますが、油が全体に馴染むと、そのままでも錆びが出ないように育ちました。
メンテナンスについて
SNS等にアップされている鉄板の画像を見ると銀色に美しく輝いていますが、我が家の極厚鉄板は見ての通り、真っ黒になっており、見栄えも良くないので、今回記事に出すかどうか悩みました。
そもそも黒い状態って良いの?という疑問が湧いてきたので、直接M.M.Factoryさんに問い合わせをしてみたところ、すぐにお返事をいただきました。
鉄板のメンテナンスについては3通りあるとのことです。
1つめは、飴色のままでどんどん使っていき、最終的に全体が黒色の鉄板にしてしまう方法です。見た目は悪いですが、楽なので、この方法で問題は無いとのことです。また、この方が油馴染みも良いとのことです。
2つめは、シーズニングの段階で、何時間も火にかけて真っ黒にしてしまう。実は私はコレをしていました。
3つめが、常にピカピカに保つ方法で、この方法が一番多いらしいとのことです。調理後の熱い内に鉄ヘラなどで大まかなこびり付きや汚れを落とし、タワシなどで洗浄し、スコッチブライトや金タワシで磨くと良いとのことです。
特に真っ黒の状態でも問題ないとのことで安心しました。
とは言え、今回ブログに出すか迷うほど見た目が悪いので、一度しっかり磨いみようと思います。磨いたらまた別の記事で報告したいと思います。
磨いてみました。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
私が使用している鉄板+フタ SET MS [ 305×305mm ]は、家庭のコンロに置くにはちょうと良いサイズです。ガスコンロの場合、五徳の上に置くことになると思いますので、これ以上大きいと、安定しないような気がしますし、IHにも対応していますが、大きすぎてしまう思います。
キャンプ等で使用する場合はMサイズでも良いかも知れません。
厚さに関してはできるだけ厚い物が良いです。私は9mmを購入しましたが、いつか12mmが欲しいなと思っています。ただ、当然ですが、かなり重たいので要注意です。
本当に良い商品ですので、お家で鉄板焼をしてみてはいかがでしょうか。