- BALMUDAが新しい調理家電を発売したの?
- カッコ良さげだけどカタログの写真だけだと分かりづらい
- どういう仕組みになってるの?
- 店頭価格はいくらぐらい?
- BALMUDAが新発売したホットプレートThe Plate Proを写真付きでご紹介
- 仕様や技術の説明
- 店頭価格やECサイトでの価格を調査
The Toaster (トースター) でも大人気のBALMUDAから2023年10月12日にホットプレートが発売されました。
ビックカメラ AKIBAにて取材してきましたので、写真をお見せしながらご紹介したいと思います。


BALMUDAの新製品。期待を裏切らないシンプルで機能的な製品に仕上がってます。
BALMUDAとは
2003年3月に「有限会社バルミューダデザイン」として設立され、当初はノートPCの冷却台やデスクライトを販売していました。
2010年、バルミューダの最初のヒット商品となるDCモーター式扇風機「GreenFan」が発売され、DCモーター式扇風機の先駆けとなりました。また二重羽根もインパクトを受けたのを覚えています。
その後、空調家電メーカーとして、2013年にはオイルヒーターを進化させたアルミラジエーター方式ヒーター「SmartHeater」(生産終了)や気化式加湿器の給水を全く新しい体験にした「Rain」が発売され、Wi-Fiに接続することでリモート操作ができる機能も当時としては革新的でした。
2014年には、大風量の空気清浄機「MJ-P1」(後のThe Pure)が発売され、テレビでもよく取り上げられるようになりました。
近年では2015年に発売されたトースターの爆発的ヒットを皮切りに、徹底的に無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインでありながら、尖った用途のホーム家電が次々と発売され、製品が発表されるたびに注目を集めています。




BALMUDA the Plate Pro K10A-BK
2023年10月29日(日)ビックカメラAKIBA 6Fの調理家電コーナーで現物を発見しました。


専用のヘラまでついているようですね。餃子をひっくり返すのに便利そうですが、鉄板を使う上で必ずこの金属製のヘラが必要になります。鉄板の焦げ付きを剥がすためのスクレーパーの役割があります。
価格


2023年10月29日時点、ビックカメラAKIBA 42,900円(税込み)、ポイント還元2,145円分(5%)です。
別売りアクセサリについては、フチ付きプレートと専用フタが8,800円(税込)、たこ焼きプレートが6050円(税込)で、それぞれ5%のポイント還元となります。
ちなみに、値札をよく見ると、「フタ付きプレートと専用フタ」になっていますが、正確には「フチ付きプレートと専用フタ」です。大事なところなので。。。
スペック
- 製品
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幅 573mm × 奥行 334mm × 高さ 88mm(クラッドプレート含む)
- プレート寸法
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幅 380mm × 奥行 245mm × 高さ 25mm
- 製品重量
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約5.2kg(クラッドプレート約2.8kg含む)
- 消費電力
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1120W
- 温度設定
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160℃ / 180℃ / 200℃ / 220℃(4段階)
- パッケージ内容
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本体、クラッドプレート、油受けトレー、ヘラ、取扱説明書(保証書付)
- 保証期間
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購入日より1年間
(バルミューダオンラインストアでご購入の場合、2年間


サイズは2〜3人ぐらいで使うような「よくあるサイズ感」です。プレートの外側に油受けがあり、さらにその外側をカバーで囲っているため、全体サイズはプレートサイズに対して大き目な印象です。


高さは88mm(取っ手含む)となっていて、一般的なホットプレートよりも薄くまとまっています。
消費電力は1120Wと一般的なホットプレートの中では低い方だと思います。一般的なホットプレートだと250℃くらいが最高温度になりますが、本製品は最高温度が220℃までだからですね。油は220℃を超えると揮発するため、敢えてこの温度にしているものと思われます。
裏側は平面になっており、マットな質感です。丸洗いしたときに乾かしやすそうです。


テクノロジー
6.6㎜クラッドプレート


BALMUDA The Plate Proのプレートは、熱伝導性に優れるアルミニウム(5mm)を高い蓄熱性を持つステンレス(0.8mm)で挟みこむ構造になっています。アルミニウムが熱を均等に広げ、ステンレスによって熱を閉じ込めることで、食材を置いたときの温度低下を押さえています。
一般的なホットプレートはアルミニウム合金で厚みも約3mm程度しかありません。ステーキ肉を置いた部分は一時的に温度が低下し、表面が焼ける前に油が溶け出してしまいます。長時間かけて火を通すことになるので、水分も抜け、せっかくのお肉が固くなってしまいます。
一方、本製品はステーキ肉を置いても温度が低下しづらく、均一な熱で最初に表面をしっかり焼くことができるので、肉汁を閉じ込める事ができます。
正確な温度制御


一般的なホットプレートだと、設定温度から40℃以上ブレが生じるそうですが、BALMUDA The Plate Proはわずか5℃以内に制御しています。BALMUDA The Toasterで培った正確な温度管理技術がここに活きています。
料理に応じた設定温度を保つことで、じっくり火を通したり、表面をパリっと焼いたり、お肉をジューシーに仕上げたり意図通りの調理ができるようになります。素人がやると焦がしてしまいやすいクレープもキレイに焼くことができます。
ただし、厚いがゆえに、一般的なホットプレートよりも設定温度に達するまで時間がかかるため、特にステーキ肉を焼くときは十分に表面が温まってから肉を乗せるようにしましょう。コントローラーのpowerランプの点灯状態で設定温度に到達しているかどうかがわかります。
どの料理がどれくらいの温度に適しているかについても、コントローラー横に印字されているので、毎回確認する必要はありません。


ヒーター


重い鉄板を持ち上げると、均一に敷かれた電気ヒーターがお目見えします。ヒーターの配線については一般的なホットプレートと同じような形になっています。
付属の標準プレートはフチが無いため、油などがプレートの外に流れ出てしまうことがあると思うのですが、外側の油受けにたまり、ヒーター自体が汚れないようになっているのと、再加熱を防ぎ、油が蒸発しないような構造になっています。この油受けも簡単に取り外して水洗いできます。
また、中央右側に見える突起が、鉄板無しでの加熱防止と、温度管理のセンサーになっていると思われます。
後片付け・メンテナンス
メンテナンスについては、表面がテフロン等の皮膜加工が無いため、金属製のヘラや包丁などがガシガシ使えるのも良いところです。使用後は金属ヘラで削ってこびりついた食材を除去し、丸洗いするときもタワシでゴシゴシあらえばお掃除完了です。
ただ、表面被膜が無いため、サビ防止のために油を塗布しておいたほうが良いかも知れません。また、水洗い時には洗剤を使わない方が、油が染みて、食材がひっつきにくくなります。このあたりはバーベキュー用の鉄板と同じような取り扱いです。
個人的な感想
個人的に良かったところ
フチが無い
人によって良し悪しだとは思うのですが、フチが無いため、ヘラで返すときにフチが手にあたらないため、お好み焼きやホットケーキをひっくり返すのが簡単です。
食後の丸洗いが簡単
プレートの上で直接お肉を包丁でカットし、そのままサーブするエンタメ性が推されていると思うのですが、普通使いとして結局嬉しいポイントは、洗剤を使わず、タワシ等でガシガシ洗えることだと思います。片付けが相当楽になると思います。
サイズ感がちょうどよく、大きすぎないため、一般家庭のシンクでも洗いやすいと思います。
個人的に気になるところ
コントローラーが取り外せない
最近はマグネットにより簡単につけ外しができるタイプも出ているのですが、The Plate Proは取り外し自体ができません。コントローラーの部分だけが出っ張っている(しかもデカい)ので、これが外れるだけでも収納がしやすくなると思います。
温度設定も4段階しかないのであればボタン式にした方が省スペースな気もするのですが、コストがかかるんですかねぇ。。。
カラー展開が一色のみ
型番にわざわざ”K”とついているので、要望が集まれば後々別カラーがでそうな気もします。
大ヒット商品The Toasterと同色に合わせたい人も多いハズです。
まとめ



さいごまでお読みいただきありがとうございます。
良かったポイント
- 手軽に鉄板料理が作れる
- 片付けも簡単
- 熱伝導、蓄熱、温度管理の三位一体により、焦がさずおいしく焼ける
気になるポイント
- コントローラーが外れないため本体が出っ張る
- カラーが1色しか無い
- 一般的なホットプレートだと様々なプレートフルセットがそろうくらいの価格
- 気軽に鉄板料理を作りたい方
- お家パーティーをしたい方
- お肉好きの方
- BALMUDAのキッチン製品を他にも持っている方
この記事で紹介したアイテム一覧







